句読点・かぎ括弧・改行のルール

更新日:2026年9月15日

文章が行の終わりに近づくと、『。は次の行?』『」と。は同じマス?』と迷いやすくなります。記号の役割と、行頭に置かないための考え方を例で確認しましょう。

句読点は一マスに一つ

読点「、」と句点「。」は、基本的にそれぞれ一マスを使います。ただし、句読点が次の行の一番上に来る場合は、前の行の最後のマスへ文字と一緒に書く扱いが一般的です。これを、行頭に置けない文字を調整する「禁則処理」の一つとして説明することがあります。

避けたい配置

前の行:…楽しかった
次の行:。明日も

一般的な配置

前の行:…楽しかった。
次の行:明日も…

実際の原稿用紙では、最後のマスの文字の右下に句読点を添えるなど、提出先の見本に合わせます。

かぎ括弧と会話文

会話文は「で始め、」で閉じます。会話が始まるときに行を変えることが多く、長い会話が次の行に続いても、続きの行頭を一マス空けない書き方が一般的です。

「明日の朝、いっしょに見に行こう。」
 父が地図を指さしながら言った。

会話文のあとに地の文が続く場合は、上のように改行すると話者と説明が分かりやすくなります。短い言葉を文中で引用するだけなら、必ずしも会話文として独立させません。

閉じかぎ括弧と句点はどう置く?

学校作文では、会話文の終わりを「〜です。」のように句点を入れてから閉じる書き方がよく示されます。「。」と「」」を同じマスに入れる場合もあります。一方、出版物では閉じかぎ括弧の直前に句点を置かない表記も見られます。

学校作文でよく見る例:
「ぼくも参加します。」
提出前に確認

閉じかぎ括弧と句点を同じマスにするか、句点を省くかは、学校・先生・応募要項の指示や配布された見本を優先してください。

行頭・行末で迷いやすい記号

記号行頭確認の考え方
、 。原則置かない前行最後の文字と同じマスに添える
」 』 )原則置かない前行の最後に収める
「 『 (行末を避ける後ろの文字と離れないよう次行へ送る
ゃ ゅ ょ っ避けることが多い語が分断されない配置を確認する

これらは読みやすさのための基本です。手書きではマスの使い方に複数の指導例があるため、学校の決まりを確認しましょう。

改行する場所の決め方

段落は、話題が変わる、時間が進む、場所が変わる、自分の考えが変化するところで分けると読みやすくなります。一文ごとに改行するのではなく、同じ内容の文を一つのまとまりにします。

  1. 出来事

    何が起きたかを一つの段落にまとめる。

  2. 気持ち

    そのとき感じたことや理由を書く。

  3. 変化

    出来事の前後で考えがどう変わったかを書く。

原稿用紙プレビューで確認できること

下書きをもじメーターへ入力すると、20字×20行の縦書きに並べ、句読点・括弧が行の境目でどう配置されるか、改行によって何マス空くか、何枚目まで使うかを目で確認できます。単純に文字数を400で割るだけでは分からない部分です。

  1. 下書きを文字数カウントへ貼り付ける
  2. 「原稿用紙で確認する」を開く
  3. 段落の先頭と、行末付近の句読点・括弧を見る
  4. 提出先の見本と違う場合は、その指示に合わせて清書する

よくある間違い

  • 句読点を次の行の最初に一マス使って書く
  • かぎ括弧をマスの線上やマスの外へ書く
  • 会話が終わるたびに、地の文まで同じ段落へ詰め込む
  • 改行した行の先頭を毎回空け、会話の続きまで段落扱いにする
  • 画面上の折り返しを、文章の改行と勘違いする

親子で確認するチェック項目

  • 「、」「。」を基本的に一マスで書いた
  • 句読点や閉じ括弧が行頭に出ていない
  • 会話の始まりと終わりが分かる
  • 内容のまとまりが変わる場所で改行した
  • 原稿用紙プレビューと提出先の見本を見比べた