400字詰め原稿用紙の基本的な書き方

更新日:2026年9月15日

原稿用紙は、文章を一マスずつ整えて書くための用紙です。基本を先に知っておくと、清書の途中で題名の位置や改行に迷いにくくなります。

提出前に確認

ここで紹介するのは一般的な書き方です。縦書き・横書き、題名や氏名の位置、数字の扱いなどは、学校・先生・提出先の指示を最優先にしてください。

書き始める前の3つの確認

  1. 用紙の向き

    縦書きか横書きかを確認します。学校の作文では縦書きが多いものの、指定があれば従います。

  2. 必要な枚数

    「3枚以内」と「3枚程度」では条件が違います。表紙を含むかも確認します。

  3. 鉛筆と下書き

    指定された筆記具を用意し、先に下書きの文字数を確認します。

題名と氏名の書き方

縦書きでは、題名を一行目の上から二〜三マス空けて書き、次の行に氏名を書く方法がよく使われます。氏名は下に一〜二マス空くように置き、姓と名の間を一マス空けることがあります。

題名:二〜三マス空けて「わたしの大切な時間」
氏名:下側を一〜二マス空けて「山田 花」

題名が長い場合に二行へ分けてよいか、学年・組を書く位置は学校ごとに違います。見本用紙が配られている場合は、その配置に合わせましょう。

段落と改行

新しい段落の最初は、一マス空けてから書き始めます。話題・時間・場所が大きく変わるところや、考えが次の段階へ移るところが段落の目安です。段落を変えたら、前の行に空きがあっても次の行へ移ります。

□日曜日、家族で川へ行きました。水は思ったより冷たく、足を入れると声が出ました。
□しばらくすると、小さな魚が石の間を泳いでいることに気づきました。

上の「□」が段落冒頭の空ける一マスです。一文ごとに改行すると文章のつながりが見えにくくなるため、内容のまとまりで分けます。

句読点・数字・会話文

句読点

「、」「。」も原則として一マスを使います。行の最初に句読点が来そうな場合は、前の行の最後のマスに文字と一緒に入れる扱いが一般的です。

数字

縦書きでは「一、二、三」のような漢数字を使うと読みやすくなります。西暦や数量で算用数字を使う場合、一マスに二桁を入れる書き方もありますが、指定を確認してください。

縦書きの例:三人で午前九時に出発した。
表記を統一する例:「3人」と「三人」を文章内で混ぜない。

会話文

会話文は改行して、かぎ括弧の「から書き始める方法が一般的です。会話のあとに説明文が続く場合、誰が話したか分かるようにします。

「もう一度やってみよう。」
 姉の言葉を聞いて、私は立ち上がった。

清書の手順

  1. 提出条件と題名・氏名の位置を確認する
  2. 下書きを段落ごとに読み、改行位置に印を付ける
  3. 一マスに一文字ずつ、句読点も数えて書く
  4. 一行飛ばしや段落冒頭の空け忘れがないか見る
  5. 最後に文字数と用紙枚数を確認する

よくある間違い

  • 段落の最初を空けずに書き始める
  • 句読点をマスとマスの間に書く
  • 小さい「ゃ・ゅ・ょ・っ」をマスの外に書く
  • 段落を変えたのに、前の行の続きへ書く
  • 縦書きの数字表記が途中で変わる

親子で確認するチェック項目

  • 提出先が指定する用紙・向き・筆記具を確認した
  • 題名と氏名の位置が見本に合っている
  • 段落の最初を一マス空けた
  • 句読点やかぎ括弧も一マスとして扱った
  • 数字や送り仮名の表記が文章内でそろっている